「点」だけを見るのではなく、「流れ」を見る。― 豪雨災害から考えた学び方 ―
みらい塾の教育先日、NHKラジオで「豪雨災害」についての話を聞きました。
その中で、とても印象に残った考え方がありました。
豪雨によって道路が冠水したり、住宅が浸水したりしたとき、
私たちの目には、まず「被害が起きた場所」が見えます。
しかし、大切なのは、その場所だけを見ることではないそうです。
「その水は、どこから来たのか?」
水が集まってくる上流までさかのぼり、流域全体を見る。
被害が起きた場所と、本当に対策すべき場所は、必ずしも同じではない。
そんな「流域」という考え方についてのお話でした。
聞きながら、私はふと思いました。
「これ、勉強も同じではないだろうか?」
「数学ができない」は、本当の問題なのか?
たとえば、
「数学ができない」
「英語の長文が読めない」
「テストで点数が取れない」
こうした結果は、確かに目の前に現れています。
しかし、それは豪雨災害でいえば、被害が現れた一つの「点」なのかもしれません。
数学の文章題が解けない。
その上流へ戻ってみると、
方程式が十分に理解できていないのかもしれない。
さらに戻ると、分数の計算が苦手なのかもしれない。
さらにその上流には、倍数を素早く見つけられないという課題があるかもしれません。
だから、みらい塾では生徒が「分からない」と言ったとき、
「分からない」で止まらない。
そして、
「どこから分からなくなった?」
と問いかけます。
目の前の問題だけを見るのではなく、上流まで戻ってみる。
本当につまずいている場所が見つかれば、そこからもう一度進むことができます。
「点を見るな。流れを見よう。」
これは、勉強だけの話ではないのかもしれません。
私たちは、うまくいかないことがあると、どうしても目の前に現れた結果だけを見てしまいます。
しかし、その結果をつくっているものは、もっと上流にあることがあります。
毎日の小さな行動。
習慣。
考え方。
そして、一つ一つの選択。
それらが少しずつ集まって、今の自分につながっています。
だから、今の結果だけを見て、
「自分はダメだ」
と決める必要はありません。
上流へ戻ればいい。
そして、変えられるところから、一つずつ変えていけばいい。
上流が変われば、未来の流れも変わる。
今回、生徒たちには豪雨災害について学ぶことを入り口として、
「点だけを見るのではなく、流れを見る」
という考え方についても伝えたいと思っています。
そして、自分の勉強について考えてもらいます。
「自分の勉強の“上流”は、どこだろう?」
先生から答えを教えてもらうだけではなく、自分で原因を探してみる。
そして、
「では、自分は何を変えればいい?」
と考える。
その力は、やがて勉強以外の場面でも役立つのではないでしょうか。
みらい塾では、学校の定期テストや統一模試などで結果を出すことを大切にしています。
同時に、勉強を通して、
自分で考え、決め、動ける力
も育てていきたいと考えています。
目の前の答えだけではなく、
「なぜだろう?」
「どこからだろう?」
「では、どうする?」
と考えられる人へ。
点を見るな。流れを見よう。
上流はどこだ?
そして、
上流が変われば、未来の流れも変わる。
今回の豪雨災害についての学びから、生徒たちと一緒に、そんなことを考えてみたいと思います。
学習塾みらい